かわいいだけじゃいきていけない!

箒でさっと掃かれて消えてなくならないように

君を待っていた

Sexy Power tourに行ってきました。大阪1公演、名古屋3公演。

このツアーがスタートしたばかりのころ、わたしはとにかくSHOCKにかまけていたのでほとんどレポを追うこともなく5月までやってきて、なんなら大阪公演時はアルバムさえ未聴のまま、きっと優太くんがバックにつくだろうからと前々から用意だけはしてあったチケットを手に持ち会場まで足を運んだのです。大阪公演を経て、名古屋公演までにはいい加減アルバムを聴かねばとやっと重い腰を上げ、まぁそれで何か変わったのかといえばそれほど劇的な変化もなかったのですが、それでも大阪公演より名古屋公演のほうが楽しめた気がするでもない…。…と、いう具合に生半可な状態で参加したわけだから、ツアーのセットリストや演出に関しての感想はしたためるべきではないのかなぁ…とも思ったんですが、このままだとなんだかすっきりしないので、散々語り尽くされていることだとはおもいますが、少しだけ書いておくことにします。


☆マワレミラクル

今回はツアーで、すでにバックにジャニーズJr.が帯同してる状況がある、なのに終始3人だけで歌う演出だなんて「もったいないね!?」と思わずにはいられなかった。いや、たぶんあえてなんだろうけど、でも、残念に思えちゃう。ジャニーズJr.をにぎやかしで使わないなんてもったいない!大人数でキャッキャしてるほうが似合う曲なのになぁ…というのが超個人的な見解でした。
アルバム表題曲だけあってとてもキャッチーでキラキラしてて可愛くて素敵な曲なんですよ、で、個人的に演出としてぱって思い描いたのがキスマイ先輩の楽曲「キミとのキセキ」のミュージックビデオだったんです。なんでだろう?曲調がどことなく似てるからかなぁ…だから、絵的なものとして思い描くのがMVだったのかもしれないです。
別にジャニーズJr.に焦点が当たる必要はこれっぽっちもないんですよ、ずっとぼやけ気味のモブ扱いだって一向に構わないんです。「3人」を強調したいのであれば、スポットライトを当てなくたって、キグルミ着せたってなんだってしてもらって構わなかったのに。
あのお花を降らす演出も、客席上にヒラヒラする落下物降らせれば良かったのにな~って。ぼてぼてぼてって落ちてきて、そのまま終演するまで回収もなしかよ…みたいな。落下する瞬間の見栄えは、もしかしたら少しするのかもしれない。でもそのあとのステージの見苦しさったらなかった…まぁ、あの演出のためだけにあのセットを作ったのなら、こだわりなら、致し方ないのかもしれない。わたしとは違うなぁってだけで。


☆GHOST

これ、神宮寺くんと岩橋くんいりました!?ねぇ!?いりました!?わたしは5人だけのステージでもよかったと思う。雨だってからのつなぎの傘マジック()の人数合わせで必要だったなら、そこだけ使ってあとは捌けさせればよかった。人数が多い方が圧巻だから?いやいやそんなことはないと思う。3人だけのステージがあるように、5人だけのステージが1曲くらいあったって良いじゃん。マリちゃんと聡ちゃんはジャニーズJr.じゃないよ、神宮寺くんと岩橋くんとは違うよ、そうやって線引きを曖昧にしないでよ。神宮寺くんと岩橋くんがどうのこうのじゃなくて、5人のSexyZoneのステージを、ぜひ、GHOSTで見たかったという気持ちが強すぎてずっともやもやしている。


☆今からはABC-Zの曲を歌います!

完全に「………ハァ???」すぎた。これ、さすがにレポで見ていたはずなのにすっかり失念していて、大阪で開いた口が塞がらなくて、でもイントロ流れ出すしみんなでしれっと歌いだすのを眺めていたらじわじわ面白くなってきて、半笑いで見るしかなかった。どれだけ上手に歌ってみても、ただのカラオケ大会だった。わたし、SexyZoneのコンサートを見に来たんであって、カラオケ大会を見に来たわけじゃないのにな~って思ったよ。
MCは挟めない、だけど曲が足りない…それで苦し紛れにABC-Zの曲歌うくらいなら過去の曲でもなんでも手あたり次第歌ってくれよって思っちゃう。コンサートひと公演が十分成立するくらいには自分たちのグループの歌を持っているにもかかわらず、他のグループの歌をやるって、そんな屈辱的なことってあるの!?そんなに5人での曲を歌いたくないんなら健人くんと勝利くんと風磨くんの過去のソロ曲もう一曲ずつやればよかったじゃん?…って、こんな乱暴なことを思うくらいには、わたしには解せない演出でした。このツアーのために五関くんが振付してくれました?そんなのな、ABC-Zの曲じゃなくてSexyZoneの曲に振付けてもらえよ!(どうしても感情的になってしまうのでこのくらいでやめておきます)


☆桜咲くcolor→雨だって

新春JW組か否かのグループ分けは、悲壮感しかない3:2を、そうでないものに変える魔法だった。合羽を着て傘をくるくるしながら踊る風磨くんへの歓声は、可愛いからなのももちろんだけど、それだけじゃないと、思うから。
まだ時期尚早なのかもしれないけど、関ジャニ∞みたいに固定概念取っ払ったグループ内自己プロデュースユニット(…っていっても2:3しかないのか…あって2:2:1)で歌ったらいいのにな~って。誰と誰の組み合わせでもみんな喜ぶよ?そしてそういうのって、ツアーだからこその醍醐味みたいなとこあると思う…雑誌に、一瞬を切り取った写真がどれだけ沢山掲載されようとも、実物を生で見るものに勝るものはないもの。
あと、そういうややこしさ抜きにして桜のイントロを鍵盤で奏でる健人くんが好きだったし雨だってのぶりっこ風磨くんが好きだった。


☆Sexy松とSexyBoys

トラフィックジャムかわいかったな~!
ぜんぜん系統のちがう2ユニットだけど、見事に調和していたし、聡ちゃんとマリちゃんがちゃんとヒエラルキーの頂点だった。
マリちゃんって個人のおしごとがあったり、最近じゃ神宮寺くんと岩橋くんは一緒じゃないことが多かったり増田くんとかのオリエンタルチームでいるとやっぱり頂点って感じがするんだけど、聡ちゃんにはそういう機会すらなかなかなかったから、やっぱり嬉しいよね。
で、思うんだけど、聡ちゃんはもっと0番位置立とう?Jr.従えよう??って。今回の聡ちゃん見てずっとむずむずしてた。
Sexy Zoneにいるとポンコツキャラっぽい扱いだけど、たぶん、今も続く不遇の扱いのそのときに腐ってしまわず、着々と蓄えて、心構えを腹に据えている気がする。
だからSexy松は聡ちゃんにとっては素晴らしい居場所なのかも知れない。なら、Sexy松の活躍する現場がもっともっと増えてほしいな~!と願うばかり。


☆まだ見ぬ景色

ものものしいSE、スクリーンにでかでかと表示されるタイトル、そこに佇む漆黒の陰…にライトが当たったときの神々しさ。
勝利くんってこんな演出が出来るんだって、ただただ感動したナンバーでした。
新春ジャニーズワールドで見たときに、コンサートでちゃんと一曲やってるところがみたいと、以前の記事に感想でしたためるくらいには期待してて、で、結果がこれと。
曲中のパフォーマンスもさることながら、でもやっぱり冒頭の演出で心を鷲掴みにされた感はある。黄金の鳳凰を背中に背負う、あの衣装も最高。

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ほら、かっっっこいいねぇぇぇぇ!!!!

あと、まだ見ぬ景色に関してはすっごく自分勝手だけど、名古屋公演でバックダンサーに優太くんがいてくれたのが、息も止まるくらいに嬉しかったんです。
勝利くんがいて、そこに颯爽と現れて追従する紫耀くんと対になるのは、本当は高橋海人くんだったのに。名古屋で優太くんが紫耀くんの対の立ち位置で現れたとき、『この瞬間を待ってた』と、胸に歓びが満ち満ちて、瞬きを忘れてしまった。
ダンス自体はたぶん、かいかいのほうが断然上手。優太くんはとてもクセのあるダンスをするし。でも、だけど、そこに優太くんがいて然りであると、すとんと胸に落ちてきた。
担当の欲目だとわかってる。それになによりわたしは勝利くんのバック、1番位置に佇む優太くんが好きなんです。それはもはや雛鳥の刷り込みのように、息をするように自然に、己の中の理になっている。
だから、Sexy Power tourで1番の優太くんは?と問われたら、真っ先にまだ見ぬ景色の優太くんと答えます。
マイクを持って歌っているっていうのに、勝つんだwinじゃないのか…って自分でも思うよ、いやもちろん、winの優太くんも格好良かったけども!バックなんだから、ジャニーズJr.としての仕事を全うしてる姿に心が持って行かれるのかも知れないですね。

とにかく、コンサート的にはもやもやすることも多かったのは確かなんだけど、こういう風に『これを待ってた!!!』って思える、心が奮える瞬間を経験できたのは嬉しかったし、こういう瞬間をこれからも、何度だって味わいたいなって思います。


もうお気づきだと思うけれど、一番なにが言いたかったかって、これでした。
そう、わたしは身勝手なオタクなんです。