かわいいだけじゃいきていけない!

箒でさっと掃かれて消えてなくならないように

莫迦な男の帰る場所

劇場版BAD BOYS Jの感想を自己満のために綴っておきます。
舞台挨拶含め、3回映画館に足を運びました。3回見たらマンネリ化するかな~と思ったけれど、そんなのは杞憂に過ぎず、3回ともきっちり楽しんだわたしです(´▽`)

以下つらつらと箇条書き。

圭太(重岡くん)について

少年院出所直後の奈緒と対峙するシーンがビジュアル的に一番好きです。寒々しい配色の中で際立つ儚さといったら!!伏せ目の美しさというか、愁いの帯び方が大変好みでした。
奈緒役の白石麻衣ちゃんの美しさに、彼女がスクリーンに映し出される度にハッとしたんですけど、隣のシゲが全くくすまないから慄いてしまう。BBJイチの美男美女カップルだと個人的には思っています。
陽二に種明かししたとき、おどおどする表情も好きです。陽二を騙した罪悪感に苛まれながら、消せない憎しみとこらえきれない怒り、そんなものが感じられて。
キャストが発表されたとき、シゲがヤンキー?似合う?と思っていたけど、思った以上にハマっていて、あぁ、立派な役者さんだと思いました。

司(健人くん)について

ほんとに、太陽のような人だなぁ…と。 陽二が圭太と極楽蝶を潰しに乗り込んできて、司と対峙したときに、司は太陽で圭太は月だなと思ったんです。まぁ圭太に関しては例えが悪いですが。
司はヒーローというよりヒロイン性がずば抜けた主人公すぎる。あまりにもヒロインらしすぎて、90分間ほとんどずっと、「君、かわいいね!?」ってスクリーンにアップになる度そう思ってました。女子メンツに負けない可愛さ。私の曇った眼がそう感じさせるのかもしれませんが。
そんなだから久美ちゃんとのシ一ンが非常に際立っていた。「あぁ、司くんも男の子だね」って安心する。当たり前なんですけど白くてふわふわで小さいものと対比するとそれが決定的に明確になるから。
あ、オイスタ一で久美ちゃんを後ろから抱きしめる時、女の子のいい匂いを思いっきり吸い込んでるんじゃねーの!?と、感じるところがあって、そこだけ桐木司じゃなくて中島健人だった…(笑)かわいい…(笑)
極楽蝶は大事だけど、それは極論、陽ちゃんが極楽蝶を大切にしてるからで、だから絶対守るし、ピンチの時はトップの俺(=一番強いから)が何とかする…っていうスタンスを崩さない司が好きでした。陽ちゃんの今カレ兼今カノ格好いいネ!(笑)

陽二(岩本くん)について

彼こそヒロインポジなのに、強面からそう見えないという…陽二くんを見てると椎名林檎の「月に負け犬」が脳内BGMで流れ出します。「好きな人やものが多すぎて見放されてしまいそうだ」だけど、陽二くんの周りは、司くん筆頭にいい人過ぎて見放さなかった。不器用すぎる生き方に心底呆れる…けれど、真摯に生きているからこそ、周りは赦してくれるのだろう。そんな風に感じる人物像を、岩本くんだから演じられたのかな…と思います。
高架下みたいなところ、コンクリートの柱に掲げられた極楽蝶の文字を背負うところが格好良すぎて!!!劇場版BBJ忘れられないシーンランキング第二位です。
チームに一番依存してるナンバー2という設定がちょりさんホイホイ過ぎて、まぁ好きにならずにはいられませんよね。
岩本くんはバカレアの時もそうだったんですが、殺陣は足技が似合う!!ポッケに手をつっこんで足二本で薙ぎ倒していく…ワンピースのサンジくんみたい!

見城(七五三掛くん)について

七五三掛くんの約3分間の見せ場!とにかく七五三掛くんがかわいい!
長いものには巻かれるタイプ…強きものに寄生する見城くん嫌いじゃない…ガムクチャクチャ噛んでヘラヘラ笑って、虚勢をはってる姿が可愛すぎる。だけどヒロくんに胸ぐら掴まれたときの静かな睨みは弱々しさを感じさせなくて、伊達にナイツの幹部にやってないよな~と。
ヒロくんの「誰だよお前の新しい飼い主」って言葉が見城くんにほんとにぴったりで、ここの主従関係結構好きでした。あと、指パチンからの「了解で~す!」、大好きです!!!!

司と陽二のタイマン

公開前にMyojo先生の付録マンガで盛大なネタバレをされたのですが、あの演技が、涙が自然とあふれ出たものだと知ってるからこそより感動できたのかな…と。だからまぁ、Myojo先生には感謝です(笑)わたしは健人くんに滅法甘い人間なので、もう、泣いてくしゃくしゃな顔して掠れていく声に「健人く~ん。・゚(゚⊃ω⊂゚)゚・。」とならずには見られなかったシーンです。
…もう少しまじめに話すと。
些細なことで揺れ動いてしまう陽二の心とは対照的に、司は揺るがない強い心…芯が一本通っていて、やっぱりトップにふさわしい人間なんだろうな~…と。優しすぎるし健気すぎる。だけど、だからこそ強い。腕っ節の強さより、精神的に誰もかなわない…そんな感じ。
この映画の後の話を妄想すると、もしかしたら陽二くんはまた簡単に揺れ動いて司くんを裏切るかもしれない。だけどやっぱり司に心を掴まれて最終的に司の元へ戻ってくるんだろう。やっぱり司以上はいないと。そう考えると、司の存在って恐怖ですよね。だって絶対的に君臨するのに、それは無意識なんです。司自身は友だち、仲間だと、それしか思っていないのに…。監督が司と陽二と圭太の関係は少女マンガの三角関係と思ってくれてかまわないといってましたが、それを加味して考えるとより恐ろしい…。
無意識の支配は、恐ろしいと同時に甘美で、物語の世界の人間関係ならば大好物なネタなので、このあたりのことを考え出すとザワザワしてしまいます。
そして間違いなくこのシ一ンは劇中ナンバーワンです。

トップの女

オイスタ一に集結する女子3人の、トリちゃんのセリフが好きすぎて~!記事タイトルにもしましたけど、「馬鹿な男の帰る場所を無くすわけにはいかんけぇ」と、これ。女の子は強いですね。
ヒロくんとエリカの関係性が好きです。最後の、「今すぐ死ぬ?」が非常によかった!!乃木坂ちゃんの挿入歌もハマってました。後、購入品を託された舟本くん(萩谷くん)の、エリカ相手に小さくなる感じも可愛かったです!!

Edenというチーム

雑魚(というか、取り巻き)の中に、狐を肩からぶら下げてる人がいて吹き出してしまった…。だって狐なでなでしてるんですよ。手触りいいんだね?って思いました。

BEASTというチーム

アヒル口キュート集団過ぎるよねぇ…。
段野さんの「たのしませてくれよ」にゾクゾクする。あと、諸星くんは、あれ、監督にまんまと乗せられたですよね。舞台挨拶の時、沸いたですもん、最後のあのシーンで。

ナイツというチーム

中川くんと船本くんの扱いが狙いすぎてませんか…。ふたりにはそんな雰囲気全く感じませんけど、製作側の意図が…見え透いているような…。
個人的には心底ヒロさんに惚れてる中川くん格好いいな~って思います。あと、なんだかんだそれに追従する船本くんも可愛い。なんにせよ、いいコンビですよね。
安井くんが凄んでるのが新鮮でした。優しくて穏やかなイメージしかなかったので。萩谷くんはとにかく長い足!腕を組む立ち姿が様になりすぎて目を奪われました。



私は地方難民ゆえ、TV放送はリアルタイムで見ていない…と、いうか穴ぬけ状態でしか見ていないのですが、それでも十分楽しめました。
たぶん、ジャニオタだから楽しい映画でしょうけど、健人くんはいい作品に恵まれたなって思います。ジャニーズの世界では比較的に閉じこもった世界に生きていただろう健人くんがJWを経て、この作品で自分の生きる世界を広げていく…そんな作品になったように思います。
この後公開が控えている銀の匙も、ジャニーズといいう狭い世界から飛び出した大きな仕事で、とてもたのしみですが、同じくらい、BBJも大切な作品だったなぁと。
先輩とはいえ同年代の同業者(しかも同じ事務所)と過ごすのは、健人くんにとっていい経験だったろうなと。老婆心がそう思わせるのでした。

健人くんの今後の活躍が楽しみです。
同時に、岩本くんはじめ、Jrの活躍を楽しみにしています。