かわいいだけじゃいきていけない!

箒でさっと掃かれて消えてなくならないように

関ジャニ∞の怪物

まさか自分が考察のためのブログをはじめるとは思いもよらず。
しかもそれが優太くん(自担)に関することではなく大倉くん(元担)に関することで、だなんて…!
だけどこうして書くことで頭の中が整理できるのだとしたらこういう場は遠からず私に必要だったのだと思います。
あぁそれともうひとつ。便宜上、大倉くんを元担と表現していますが、担当という言葉はふさわしくはありません、きっと。
でももう長い間ずっと大倉くんと関ジャニ∞を見守っていたのは本当で、思い入れもそれなりにあるんですよ。


さて本題。
100回泣くことを鑑賞しました。

スクリーンに映し出される大倉くんは、自分の知っている(はずだった)大倉くんとはかけ離れていてとても動揺してしまった。と、いうのが正直なところ。感動して泣けるとまではいけなかった…というか、ストーリーに入りこめなかったのかもしれない。
映画のフィルム独特の黄色味がかった映像の中の大倉くん(藤井くん)。
荒れた肌、無機質な創り物になれない、生身の人間だってことををひしひしと感じ取ることができる映像のつくり。
そんな中で淡々と過ぎていく二人の日常のシーンはとても自然で、だからこそ、「あぁ、こんな演技もできたんだね」って動揺したんですが。
プロポーズ、体調を崩した彼女の看病(解熱の舞を披露する)、彼女との電話…そんなシーンがリアリティに溢れていた。藤井くんという人物の設定年齢を知らないのですが、このくらいの年頃の男の人らしさが厭味なく演じられている。
観賞している側が自身をそこに投影しやすい…それは共感できるということ、自分が主人公となって物語を楽しめるということ。
少プレで監督が演技のできている人には大したアドバイスをしないと言っていて、大倉くんは今回、ガッチガチの演技指導は受けていないようなので、きっと彼本人から滲み出る演技がアレだったのだと思うと、だけど私は胸キュンというよりは、「大倉くんも大人の男の人なんだなぁ」なんて、当たり前すぎてバカみたいなことを思ってしまった。

わたしの中の大倉くんってね、恋愛系のストーリーにハマるイメージじゃなかったんですよ。
背が高い、整った顔立ち、小顔。外見的に、ベタな恋愛ものの主人公になれる要素は十分にあると思うんですよね。
だけどそういう作品に恵まれてこなかった。
いつだってどこかコミカルだったり、なぜか同性を好きな役だったり、そもそも恋愛以外のテーマに重きをおいている…そういう作品への出演が多くて、恋愛だけで勝負している作品に携わってこなかったのが原因だとは思うんですが。
そんな中でやってきた恋愛直球ど真ん中勝負のこの作品。
ドラマじゃなくて映画というのがまた、これほどまでにハマったとおもわせる一つの要因かもしれない。
彼はたぶん、ドラマじゃなくて映画が向いている。個人的にはそう思います。


あと、いつもがはがは笑ってるような子どもらしい無邪気さ全開の大倉くんが好きで、そういう大倉くんのイメージが強いから余計にそう思うのかもしれなーって、思うんだけど。


えーすたじおで鶴瓶さんが大倉くんのことを関ジャニ∞の怪物と評したけど、わたしは鶴瓶さんとはたぶん別の意味で、はじめて演じた恋愛系ストーリーがコレだったとしたら、彼は怪物になると思っている。

こどもみたいに笑って、寝たい時に寝て、ご飯を食べている時は心底幸せそうで…そんな無邪気な人がなんてものを隠し持っていたんだろう。映画を観終わって素直にそう思った。

これをきっかけに大倉くんにもどんどん恋愛要素濃いめの作品のオファーが増えてくるんだろうか。
今後の世間の反応がすごく気になるところです。