かわいいだけじゃいきていけない!

箒でさっと掃かれて消えてなくならないように

何を焦っているのかはしらないが

4年に1度のバレー年。
ジャニオタならば少なからずはソワソワするキーワードである。

4年間隔で開催される、世界の国々がバレーボールで強さを競う大会…そのスペシャルサポーターを担うのは我らが愛すべきジャニーズ事務所のタレントたちで、それは概ね既存のデビュー組ではなかった。
あらゆる『実力』のあるジャニーズJrの数人が編成されて、彼らのために書き下ろされた曲を携えてまさしく『デビュー』するのだ、そうやって生み出されたグループを巷ではバレーユニットと呼称する。

さて、2015年はまさにその4年に1度の記念すべき年である。新たなグループが誕生する必然に、ジャニオタ…特にJr.界隈に興味のあるオタクは胸を躍らせてきたのだろう。『次にデビューするのはどの子だ!?』と、2014年の内から自分なりの選抜を考えていた人も、きっと、多いのでは…。
と、言葉尻が曖昧になってしまったのは、実はわたしが上記には当てはまらなかったからで、それについてはわたしが意識の低いジャニオタだからなんだろう(バレー大会のことをわりと失念しがちだった)が、しかし、わたしにもそうなった理由はある。

ひとつめは、ここ数年、デビューが相次いだこと。まっさらなところにいちから作り上げたのはSexy Zoneしかいないので、感覚が麻痺しがちだけど、Kis-My-Ft2Sexy Zone→ABC-Z→ジャニーズWEST、この4グループがCD(DVD)デビューしたのってかなり短いスパンで起こった出来事だったから、デビューっていう一大イベントに関してかなり鈍感になっていた…と、いうか。正直、今年もグループがデビューするなら個人的には『短期間にデビューさせすぎ』だと思ってしまう。
加えて言うのなら、若手とカテゴリーされるグループの現状のプロデュースのされ方にあんまり心躍ることがない(もしくは、グループ自体に疎い)…っていうのもあって、「さぁ!次にデビューするのは!?」って、ワクワクした気持ちになかなかなれない…というのも大きい。
デビューに希望や期待が持てないだなんて、そんなつまんないことないなぁ…って、それは自分でも思うのだけど、でも、今、新しいグループがデビューしたところでそれから先の長い長い未来がどうなるのかなぁ…なんて漠然とした不安が、誰もデビューするって決まってない、ただの想像の時点ですらぼんやりとつきまとう。
新しいグループを、華々しくデビューさせられるだけの体力・力量が今の事務所に果たしてあるのかなぁ…って。
だって、使い捨てられるのはたまんないじゃない?バレー大会…その一瞬のみ輝かせて、それから先のことは知らないよ、なんて扱いされるんじゃないかって、そんなこと多分あり得ないけど、万が一にでもそうなる可能性があるのでは?って考えちゃうともう、腸煮えくり返りそうになる!
みんな頑張ってるし、みんないい子たちだから、誰だって、そういう立場になることを許せない。えぇ、モンペと呼んでいただいてかまいませんことよ?
いやもちろん、事務所に、世間に素気なくされたって、自分たちの覚悟次第で未来は変えられる、道は切り開いていけると、それもわかってる。かつての嵐や関ジャニ∞…それより以前の諸先輩方のように、不遇の時代を越えられるだけの強い意志と、メンバー間の絆を作り上げられれば。
そしてそれは、『実力のある』ジャニーズJr.であればある程度は備わっている要素なのだろう。だからその誰も彼もがデビューできない、のではないと思う。候補群に不足はないのだ。
ただ、今はその時期ではないのかなぁ…って、そんなことを思ってしまう。

…って、偉そうに綴ってきたけど、現実とはぜんぜんかけ離れたお門違いの考えかもしれないけどね!

だけどそれでも敢えて、バレーユニットとしてじゃなくたってデビューさせられるだけの体力を事務所には蓄えてほしいとオタクは勝手に祈ってる。
そしてジャニーズJr.には『備えよ常に』という言葉を送りたい。4年毎なんて決めつけないで、いつそのときが来ても良いように毎日を過ごしてほしいです。

ふたつめ…は、自担である優太くんが、今このタイミングでデビューするとはこれっぽっちも思っていなかったから。
誤解のないように断っておきますが、私は優太くんにはもちろんデビューしてほしい。デビューできる素質があるって思っています。
でもそれは別に、今年のバレーユニではないと、デビューのデの字も思いついていなかった…期待していなかったので、余計にバレーユニットに関する出来事が他人事だったのかも。
いや、わかるんですよ?2020年の東京オリンピックにあわせて新たなグループをデビューさせる構想が継続しているとして、それの人選がもっと若い世代の子たちからだとするなら、逆算してみるとあまり時間がないのかな…って、焦る気持ちもある。でも、もう少しジャニーズJr.として経験値を積んでほしい気持ちもある。私は自分勝手なオタクなので、自分の尺度で物事をはかりたい…のです。

と、つらつらと書き殴っていたら本質が見えなくなってきたのでこのあたりで切り上げておきます。


先日3月2日に世界バレースペシャルサポーター?アンバサダー?にSexy Zoneが就任する旨が報道されました。周りは憤りとか哀しみとかで溢れてて「そっか、皆、新しいグループ(または自担が)デビューするって思ってたのか…」って、自分の意識の低さに気づいたわけです。

Twitterにも呟いたのですが、今回の件が発表される直前に、お友だちとバレーユニデビューの話をする機会があったんです。そのとき友人が「デビューはありえないよ~!(サポーターは)絶対Sexy Zoneだって~」という話をしてくれたんです。世界バレーだけじゃなく、高校バレーのサポーターも担っていた彼らは、バレーボールとの結びつきも強いし、任されるだけの理由があるのだろう…わたしはこのあたりに疎いのですが、これについては健人くんの頑張りが大きいんじゃないかって。バレーについてかなり勉強したみたいで関係者からもすごく評判も良いみたいって。バレー界隈にも明るい友人は言っていました。なるほどなぁ~…って、友人というのを差し引いてもそう思えるような内容でした。
蛇足ですが、Sexy Zoneの体制のアレコレについては、悲観するのは今更感もある…と、いうと身も蓋もないんですが、5人でやることに期待を抱いては裏切られたと悲しむ…そういうことに疲れてしまった。ので、Sexy Zoneときいて中の数字が3だろうが5だろうが興味が薄くなっている……それ自体が哀しいことであるのはあるのですが。

そういうわけで、私は今回のバレー大会についてのあれこれをすごく他人事でみていたわけです。

だけどデビューって、やっぱり一大イベントですよねぇ~。今回のことがあって、改めて自担がデビューする未来について考えてみたら、やっぱり泣きそうなほど嬉しい。そりゃ嬉しいよ、自分だけの歌をうたって、煌めくライトのふりそそぐ、ステージの中心に立てる…Jr.とは決定的に違う立場…そんなところに優太くんが立てるのなら、私は泣いて喜ぶんだろうなぁ…。
だけど反面、詳細はすごくぼんやりしてるんです。誰と組むのか、どんなグループか……なんにも思い浮かばないんですよねぇ…だから、わたしはまだ、優太くんがデビューするって思えないのかなぁ…。

いつかくる、未来のために。
今はJr.担を楽しむべきかなぁ…と。もちろん、楽しいことばっかりじゃないけどね!
焦ったって仕方ないじゃない、今、目の前に広がる先の見えない道を、しっかりとした足取りで一歩一歩進む自担の姿を応援したい。

そう。
いつかくる、華々しい未来のために。