かわいいだけじゃいきていけない!

箒でさっと掃かれて消えてなくならないように

高まった予感のぶんだけ苦しみは深くなるの?

ジャニーズ銀座@Sexy Boys公演→Sexy Zone Spring Tour SexySecond@横浜アリーナと、ジャニヲタらしく現場三昧なGWも終わりました。
いや~…ほんとね、もうね、世界は一秒ごとに目まぐるしく変化していくね!というのが、今の正直な感想であります。そういう変化に取り残されたくなくて、立ち止まりたくなんてなくて、出来るだけ身軽で、ふわふわと漂うようにオタクをしたいと常々思っているのですが、そんな理想に反して今、ぐずぐずしています、わたし。まさかこんな気持ちでGWを終えるなんて思っていなかった…ので、ここで一区切り、整理をするためにも、支離滅裂でもこれを綴っておきます。

思えばジャニーズ銀座だってね、阿部顕嵐くんが加わるというわりとサプライズみたいなことがあったわけなんですよ。でもそこまで動揺せずに(もちろんアレェ!?TravisJapanは!?という気持ちはあったんだけれども)腑に落ちたのは、たぶん、宮近くんの対となる存在だっていう頭があったからで、こういう固定観念的な考えの自分は嫌悪するところではあるんですけど、でも、『あらちか』ってやっぱり特別なのかなって、セクゾンツアー名古屋公演を見て思っちゃったなぁ…と、これは蛇足なのでこのあたりで割愛します。

兎に角、じぐいわ・あらちかっていう二組のシンメに優太くんを加えた5人の布陣は、それはそれで見てみたいなぁ…と思えたのだから仕方がないですよね…とか言いながら、実際は、クリエ公演を見に行けること自体は嬉しいし楽しみだったんですけど、幕が開けるまで内容は全然楽しみにしてなくて…というか、期待をあんまりしてなかったんです。理由はいろいろあるけど…うーん…どれだけのレベルのもの果たして見せてくれるのか、余計な期待をしすぎてガッカリしたくなかったからセーブしてたのもあると思います(我ながら本当に狡い)
だけど、実際この目で見て、耳で聞いて、肌で感じたものは、『本当によかった!!!!』と、手放しで賛辞を送れるほどでは決してなかったんだけれど、でも、でもね、良かったんですよ!!!
ウチワやカンペに応えまくるファンサービス中心の内容じゃなかったのがひとつの大きな要因かなぁ…そんな短絡的な喜ばせ方(あくまで個人的な意見です)よりも、もっと深い満足感を味わえるような…パフォーマンスで魅せようっていう心意気の伝わるステージだったから。

この際なので少し細かく感想を書いておこうと思います。

・10$
5人バージョンがすごく好き。セクゾンツアー名古屋公演の4人のバージョンよりも優太くんが入ったのが好き。これは担当の欲目だと胸を張って言えるけど(笑)、でも、ぼんやりした印象がぐっと引き締まってかっこよくなった感じがするんですよね、だから好き。イントロのね、きしあらちかのステップな!ガシガシ踊れる3人の軽快な足捌きが見ていてとても気持ち良いし、じぐいわの腰まわしと顔くっつけるのだけが見せ場じゃないじゃん!って思える。もちろんじぐいわのアレは演出として外せないのはわかってるけど、敢えてそれ以外を褒めたい。
・らいおんハート
ガムシャラJ's partyでの優太くんのソロよりも好きだった。歌いはじめ、顕嵐くんをコーラスとバックダンサーにおいたのが本当に好きでねぇ…本人も言ってたけど(もちろん、ネタとしてかもしれないけどね)、彼がいたから進化した部分はあると思う。たぶん、他の3人の誰がそのポジションになっても、絶妙だと唸りたくなるような演出にはならなかっただろうなーって思うよ。
・星屑のスパンコール
5人でスタンドマイクで歌ったらかっこいいな~って、まったく別の曲だけどクリエ直前に妄想していたので、スタンドマイク使った演出にぶちあがりました!顕嵐くんスタンドマイク似合うね!!あと、玄樹くんの佇まいもすごく様になるね!目を奪われたのはそのふたりでした。優太くんの踊りは、アレ、上手すぎて浮いちゃうやつなのかな…ふわんふわんって、柔らかくてとんでいっちゃいそうだった…
・PRECIOUS ONE
顕嵐くんの掠れ気味な声がすごく素敵で好きだった。何度だって聞きたい。優太くんの「今 過ぎ去った季節を数え 一人きりの夜 何を思う?」のところはね、KAT-TUN本家のかぶせるようなハモリが美しいので神宮寺くんとハモって欲しかったです。優太くんの歌声も、より映えたんじゃないかな~…って。

ひとりひとりのソロ曲も個性が出てて、自分のやりたいものを、自信を持って自己プロデュースしてやってるだろうから見ていて気持ちよかったです。
・宮近くんのshelter
バックの子達の声で宮近くんの声が掻き消され気味なのがほんの少しだけ残念だったけれど、最後の「your my shelter!!」で体折り曲げて腹の底から絶叫するのかっこよかった。
・顕嵐くんの抱いてセニョリータ
跪いて腰をふるフリがとっても様になってた、です。実はわたしジャニーズの腰まわしって笑っちゃうことが多いんですけど(天下の亀梨大先生の腰まわしですら笑ってしまう・・・ので、神宮寺くんや玄樹くんのももちろん以下同文)、顕嵐くんのは何故か大丈夫だった。プレゾンで見たときよりもずっと地に足の着いたダンスをするようになったと思います。あと、顕嵐くんはTシャツやタンクトップの裾をぐっと下に引っ張って踊る癖があって、気になるんだけど・・・でも、嫌いじゃないです。
・玄樹くんの夏のかけら
さいっこうに!玄樹くんに!お似合いの曲でしたね!!!!友だちとも話してたんだけど、玄樹くんはバックで踊るより、人を従えてメインを張ったほうが似合うのだということに気付きました。そういう踊りをする。ダッフィーはあれ、ビックリしたけど、ファンの子からのプレゼントかなにかですかね…レディダイの時の衣装と、かすかのの時の衣装…っていうか、学生服とスポーツバッグですよね。アレを演出に取り入れる意味はさっぱりわからないんだけれど、ファンを喜ばせたいっていう気持ちが人一倍強いんだろうなぁ…彼だけボール投げファンサがあったのも、本人たっての希望なんだろうな。
・神宮寺くんの愛のかたまり
ギターやるんだろうなっていうのは…まぁ、なんとなく予想がついていたんだけど。アコースティックverの愛のかたまりとはね!MC後っていうタイミングで、散々に散らかった…っていうか、最後まで茶化していく他の面子がはけた後、ポツリとたたずむ神宮寺くんは頼りなさそうで、だけど一度音があふれ出すとあっという間にその様相が変わる。まだまだ少年らしい歌声だよね、まろやかで繊細だなって、歌声聴くたびに思う。他の子と一緒に歌うと掻き消されちゃう儚さだけど、じっと聞き入りたくなる歌声。もっとひとりで歌う機会が増えてほしい。
・優太くんの街
まさか街を歌うとはー!ってビックリした。本当に驚きの選曲で。なんていうか、優太くんてけっこう他人に影響されやすいと思う。去年のクリエのときは、The longest nightを歌ったわけだけど、SHOCKメンバーから影響されたんだろうな~と思った記憶がある。今年の街は、ジェシーくんかなって思うんだよね…でも、そうやって新しい世界に触れて、良いと思ったものを貪欲に取り入れようと、無意識的にでもそうしているんだったらすごいなぁって思う。で、ちゃんと岸優太色に染めてくるからかっこいい!(これも欲目だと言われても、良いよ!!!!!)初めて聞いたときキーが高いなと思って、それにビックリして、でも、じわじわじわじわ、気付いたときには毒されてた。丁寧に歌いあげる、歌一本で勝負することができるのは、この5人の中で優太くんの特権だと思うので、思う存分聞かせてくれて良かった~!

あと、固定された絶対的センターって、それはそれで魅力的で、最終的にそういう位置に立って欲しいっていう思いはあるんだけれど、でも、かわるがわる入れ替わっても輝きを放てるのはこの5人の魅力だろうな~と思ったし、今はそういう時期なんだろうなって思ったのでした。絶対的なセンターを決めるには、まだ早すぎるんじゃない?っていうね、気持ちにさせられた。
コントもね、面白かったです。宮近くんのコメディープロデュース力ってすごい。もっとグダグダになるかと思ってたけど、グダグダになりそうなときに絶妙な合いの手をはさんでくる宮近くんは、きっと頭の回転が速い賢い子なんだろうなって、去年のクリエのMCのときからずっと思ってたけど改めて感じたのでした。MCといえば、優太くんはたぶん喋りすぎです…顕嵐くんとか玄樹くんみたいに基本は聞き役でここぞと言うときにバン!っと印象に残ることを言えるといいのにな~…まぁ、そういう役割じゃないのかもだけど。
神宮寺くんを質問コーナーのインタビュアーにしたのも適材だったと思います。ファンの捌き方を知っているというか、距離のおきかたが上手い。質問コーナー自体は、途中からお願いコーナーみたいになっちゃったりしてたので、コントにチェンジしてよかったな…とは思います。

いろいろ思いつくままにつらつら書いてきたけれど、クリエ、本当に楽しかった。やっぱり限られた人数で構成するとぼやけずに鮮明なまま最後まで走り抜けられるからいい。すっかり終わった気でいるけど、後一公演残ってるんですよね…約一ヶ月あけてどんな風に変化してるのか、楽しみです。


そして。
クリエが楽しかっただけに、メインをはる公演を経てからのバックに徹する現場っていうのが思った以上にきつかった…と、いうか。
わたしね、バックに徹する現場、好きなんです。ジャニーズジュニアの本来の姿だから。黙々と踊るのが好きで、だからKQJとかSilvermoonとかBADBOYSとかDuバイとかほんのわずかな一瞬だって目が離せなかった。
それに比べて外周まわったりトロッコ乗ったりするのは…姿を近くで見られたら嬉しいし、団扇に気付いてくれたらもっと嬉しいけど、わたし個人としてはそういう優太くんにあんまり重きをおいてないんだなって気付きました。あ、でも、ジュニアの中でもそういう特別な位置に立ててること自体は嬉しいんです…だってジュニアの第一線ってことなんだから。ここら辺のことを考えるとオタク(=わたし)って本当に自分勝手な生き物だなって思います。
さて、じゃあ何がきつかったって、そりゃもう、新生SexyBoyzですよ。3日の突然の衝撃的な告知に「!?」となった次第でありまして。SexyZone的にも、ようやく5人でひとつのものを作り上げている感が色濃くなってきたところだったので、「またそこで線引きするんかー!?」と思わなくもなくて、優太くんがそこからあぶれてしまったことの動揺というよりは、そっちの意味で気持ちが追いつかなかったんです。
それから間もなくSexyBoyz、Sexy松、EXシアターで単独公演…と新しいことがどんどん決まって、でも、不思議とBoyzにも松にも選ばれなかったことを悲しく思ったりはしなくて、だけど、「あれ…?じゃあ、この先の優太くんの処遇は…?」と、そこを考えたら一気に怖く…というか、不安になってしまいました。
エゴに満ちた不安や恐れだと、自分でもわかっています。だけど、歌も、芝居も、ダンスも、全部頑張ってみたいって展望を宣言したばかりなのに、場所や機会が与えられないのはツライ。どの子にも等しく活躍の場が与えられることなんてないってわかってるから、本当に怖い。

この夏、優太くんはどこにいるんだろう?

出来ることならライトに照らされた輝く場所に、一分でも一秒でも長く立って欲しい。どこにいたって、その子のことをいちばんだと思っている人からすれば、その場所が0番位置だなんて、そんなの気休めのまやかしにしか過ぎないと思うから、出来ることならちゃんと0番に立って欲しい。
そんな夢を、わたしは優太くんに見ているし、優太くんにそうなって欲しくて応援しています。
でもその反面、順番を気にしたり、ユニットに組み込まれたり組み込まれなかったり…そういうの抜きにして、自分に与えられたものをコツコツとこなす、そういう人であって欲しいと思うんです。

まぁ、どうしたってわたしは優太くんのことを嫌いになんてなれないし、簡単に諦めたり出来ない。
だから当分はなにがあったって優太くんをいちばんに応援していくと、改めて覚悟を決めたのであります。
…あ~~~もぉ、やなんですよね!こういう重たいオタク!好きじゃないんですよ、枷みたいで。だからもっとフラットに応援したいのに!そうはさせてくれなかった…優太くんのなにがそうさせたのかわからないけど、でももう後の祭りですね。後悔はこれっぽっちもしていないけれど。

夢見てた未来の数だけ、悲しみはついてくるの?
高まった予感のぶんだけ、苦しみは深くなるの?

そんなふうには、させない、させたくない、しないでほしい。

ひっちゃかめっちゃかに書いてみたら、だいぶ落ち着いてきました。
時には落ち込んで、「オタクやめたい~!!!」なんて思うこともあるけれど。
やっぱりオタクって楽しいし、わたしは元気にオタクをしたいと思います!(結論)